炎上という言葉のハードルが下がりすぎている

最近、「炎上」という言葉のハードルが 昔と比べて下がったように思います。 とあるグループ YouTuber の配信を見ていたとき、 こんな一場面がありました。

A「Cくん、Bくんが炎上したの知ってる?」 B「いやー、やらかしちゃいましたね笑」 C「知らない! 何やっちゃったの?」

…それって本当に炎上なんでしょうか? 同業者、なおかつ一緒の動画に出るような人ですら 知らない炎上はもう炎上じゃないように思えます。

そもそも、昔から有名人は文句ばっかり言われていたはずです。 スポーツ中継をやっているテレビの前で 全国のおじさんは「下手くそ!今のボールも取れないんなら辞めちまえ!」 と言っていましたし、 OLはドラマを見ながら 「なんでこんなブスで棒読みなのな女優が主演やってるの?」と 口にしていたと思います。 歌番組があった次の日の学校では 「あのアイドル、生歌下手すぎない?」 という会話が飛び交っていました。

それを口に出して終わる時代から SNSに書き込むような時代になりました。 質の低いネット記者が、、テレビの前でぶつくさ言っているレベルの 個人の発言をわざわざ見に行って、 ボヤにすらならない小さな火を探して 「炎上」と記事にして騒ぎ立てているのが 現代の炎上です。

カレーライスですら嫌いな人が居るのですから、 有名人がネガティブなことを書かれないのは 不可能に近いと思います。 そんな中、ネガティブな意見が複数見つかったら 炎上と書き立てられるのは、 あまりにも炎上という言葉に対して 畏怖の心が足りていないと思うのです。

最近、炎上と題した記事が やたらと目に付くようになったので、 勢いに任せて書いてみました。